2017年7月9日日曜日

ボーナスは何に使う?



夏のボーナスは何に使いますか?

マネーフォワードの調査では

1位:貯蓄
2位:資産運用
3位:買い物
4位:旅行
5位:ローン返済
らしいです。

1位:貯蓄
これからの不安な将来に対しての蓄えということもわかりますが
貯蓄するだけでは、低金利の今お金は増えて行きません。
何もしないリスクというということもあります。

2位:資産運用
1位の貯蓄よりは積極的な考えです。
資産運用もお金が必要ですからね。

3位:買い物
4位:旅行
ここは、浪費にならないように注意が必要です。
いつの時代もお金があれば財布はゆるくなりがちです。

5位ローン返済
ボーナス払いをしている場合は、ボーナスが入ってもそのまま右から左へ流れて
行くので、あまり恩恵を受けられない感じですかね?

住宅ローンの繰上げ返済であれば。。。。ちょっと待って下さい。

返済をするより将来の資産を増やす方法があります。
確定拠出年金の資金に充てるというのはどうでしょうか?

借入金利と、運用+節税を考えた時にどちらが得か考えてみましょう。
今の低金利で借入しているのであれば、効果は抜群です。

住宅借入均等特別控除が受けられて所得税が0になった場合でも
住民税の控除分の10%が節税できます。
(確定拠出年金を年間27.6万円支払った場合、翌年の住民税は
その10%分2.7万円安くなります。)


今の御時世、元金補償(*1)の10%利回り商品はあるでしょうか?
*1確定拠出年金を元金補償で運用した場合

例)
住宅ローンを100万円の繰上げ返済した場合は
100万円✕0.5%=5000円/年が利息が減ります。

しかし、

確定拠出年金は、支払の全額が所得控除です。
住宅借入金等特別控除がある場合は、
27.6万円(*2)✕10%=約2.7万円

住宅借入金等特別控除がない場合は、
27.6万円✕10%(*3)+27.6万円✕10%=約5.5万円

*2:企業年金がないサラリーマンの場合
確定拠出年金の上限は2.3万円(*3)

*3:年収500万円配偶者が専業主婦の場合の所得税率

同じ100万円を使う?ということでも
5,000円の利息が減ることと55,000円の節税ができると
残るお金が11倍も変わるということがあるということに
気づくことができるかは大きいと思います。

もし、自分が同じ状況になった場合は
27.6万を確定拠出年金、残り72.4万円を繰上げ返済するというのが
最大の効果が得られるのではないでしょうか?

確定拠出年金では、過去詳しく説明しているものがありますので
そちらを参考にして下さい。

前回の記事

2017年7月5日水曜日

夏本場を迎える前に暑さ対策


先日の35度の暑さ、これから本格的な夏を迎える前に
準備しておくことがあります。

我が家にはワンコを飼っているので、夏場のクーラーはフル稼働
しかし、昨年初めて簾(すだれ)を使用し、暑い日が続いた
にもかかわらず、クーラーの稼働状況は落ち着いており、電気代もかなり
節約できたと思っています。

風があるときは窓を積極的に開けることで、爽やかな風を入れられ快適です。


すだれと同じようなもので「よしず」がありますが
よしずは立てかけるもので、すだれは吊るすものです。

設置場所で効果が変わりますのでご注意下さい。

【節電対策】簾(すだれ)・よしずの取り付け方法・効果
より
ブランドを窓の内側に取り付けた場合、
日射熱を40%程度しかカットできないのに対し、
外側に取り付けると約80%遮断することができます。


つけるなら外ですよ。


Amazonではサイズは充実していますが、シーズンということもあり
価格は上昇傾向です。

オススメは、100円ショップです。
外で使用するため夏の日差しを受ける消耗品ですので、安めで良いかと思います。
とは言うものの、100円ショップでもそこそこ耐久性はあり、今年2で年目ですが
なんとか使えています。
来年はさすがに買い替えますが。。。


 すだれを固定するためのフックがあると、取り付けが楽ちんです。

2017年7月2日日曜日

税金を安くする確定拠出年金



平成29年税制改正により確定拠出年金(iDeCo)の範囲が広がりました。

今までの利用範囲にプラスし、専業主婦や既に企業年金加入しているサラリーマンや
公務員等共済加入者も加入対象になりました。

政府から「優遇するので自分で年金は用意してね」というメッセージが
バレバレな気がしますが、優遇されている以上は使わにゃソンソンな訳です。

イマイチ制度がわからない方に一言で言うならば
年金の積立行う制度であり、

支払い時に

(1)支払い時に所得控除する(所得税、住民税の節税)


受け取り時に

(2)運用益に税金がかからないこと

(3)受取は一時金(退職所得)として受け取れる。

というメリットがあります。

受け取りの場合は退職所得になるため、相当な運用益が出ない限りは税額は
出ないかと思います。

ここからは計算根拠なので、ちょっと難しいかもしれません。
結果だけ見たい人は飛ばして構いません。

ーーーーーーーーーーここから↓ーーーーーーーーーーーーー

(1)支払い時の所得控除
実際に試算するのはちょっと複雑なので
http://so-labo.com/income-tax-2760/
より

簡易的に計算しちゃいます。
こちらの年収500万(奥さん扶養)を見ると住民税が
283,500円です。住民税は課税所得の10%ですので
逆算すると課税所得は285万です。(概算)

所得税の税率は国税庁のHPより
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm
課税所得が285万を見ると10%です。

確定拠出年金は全額所得控除なので
大きい企業でなければ年27.6万支払えます。

すると、
27.6万 ✕ 20%(所得税10%+住民税10%)=5.5万円
節税になります。
20年同じ水準の給与であれば、
5.5万円✕20年=110万円
も節税できてしまいます。

(2)運用益の非課税
運用益(3%運用)は
6,368,190(*1) -   4,740,000(20年 ✕ 23.7万)=1,628,190円
ここにかかる利益が非課税です。

(3)受け取り方
①一時金
退職所得控除が適用されるので、
6,368,190円 - 40万✕20年 <0
控除の方が多いため、税額0

(計算根拠)
*1 
3%時
積立年数   年金終価係数     
20年         26.870         

企業年金が無い場合
237,000円 ✕ 26.870 =    6,368,190円(運用後金額)


ーーーーーーーーーーここまで↑ーーーーーーーーーーーーー
結果として、

年収500万のサラリーマン(奥さん扶養)
で20年確定拠出年金を支払い、一括受け取りをした場合は

(1)所得控除による節税 110万円
(2)運用益による収益  162万円
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   合計 272万円

何も手続きをしていない人は、これだけの金額を受け取ることが
できないんです。

ただし、デメリットもあります。

(1)原則解約不可
一度支払ってしまったら原則60歳まで受け取ることができません。
貸付制度もないため、毎月の掛金は大きいです。

しかし、掛け金の変更は年度内1度だけ可能です。

どうしても困った場合は引き落とし残高が不足する状況を
作っておけば引き落とせません。

その場合は当然支払いが無かったものとして処理され
翌月は通常通りの引き落とし金額(2ヶ月分でなく1ヶ月分)となります。

ただし、お金があるときに遡って支払いはできませんのでご注意下さい。


申込するには?
銀行でも申込できますが、金融機関によっては月の管理手数料がありますが
最近無料になった楽天証券、SBI証券がオススメですよ。

また、確定拠出年金の手続きは2,3ヶ月かかりますので
早く所得控除を受けた方がおトクです。